Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

『涅槃証悟の唯一の道』★パオ・セヤドー著(3-72)重要必読

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

(原文P50)

触の生起によって、感受が生起する。

触とは何か?

仏陀はかつて、何度も解説して言う。

例えば、前に引用した《中部・六六經》の中において、仏陀は、六触身(cha phassakāyā veditabbā)を了知するべきであるが、それは観智を通して了知するべきである、と述べている。

仏陀はまた続いて言う:

” ’六触身は知られなければならない’ と言うが、何の縁でこの様に言うのであるか?

眼と色生眼識の縁によりて(cakkhuñca paṭicca rūpa ca )、三者は結合して触となる(tiṇṇaṃ saṅgati phasso);

耳と音の縁によりて耳識が生じ、三者が結合して触となる;

鼻と香の縁によりて鼻識が生じ、三者が結合して触となる;

舌と味の縁によりて舌識が生じ、三者が結合して触となる;

身と触の縁によりて身識が生じ、三者が結合して触となる;

意と法の縁によりて意識が生じ、三者が結合して触となる。

(3-73につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。

<『涅槃証悟の唯一の道』パオ・セヤドー著 (原題「証悟涅槃的唯一之道」) 

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>