南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『禅修指南』7‐6

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>

《五浄色の識別》

明浄の色聚は五種類ある。すなわち:

眼十法聚(cakkhu dasaka kalāpa)、

耳十法聚(sota dasaka kalāpa)、

鼻十法聚(ghāna dasaka kalāpa)、

舌十法聚(jivhā dasaka kalāpa)、

身十法聚(kāya dasaka kalāpa)である。

身浄色を含む身十法聚(kāya dasaka kalāpa)は、全身の六処門に、遍在している。

それは目の中においては眼十法聚と、耳の中においては耳十法聚と、鼻の中においては鼻十法聚と、舌の中においては舌十法聚と混じり合っている。

それはちょうど、米粉と小麦粉が混ざり合っている様である。

この様であるから、目、耳、鼻、舌の中には、それぞれ二種類の明浄色聚が存在している(+と言える)。

(7-7につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi> 

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijyubunko.sakura.ne.jp/index.html

<本雅難陀尊者(Ven. U Puññānanda)著 『禅修指南』Meditation Guide 第二版  中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>