南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

般若の独り言~道非道智見清浄

『禅修指南』の翻訳を、毎日コツコツしておりましたら、案外に早くに進みまして、380頁まできました。

520頁(実質500頁)ー380頁=120頁で、これなら、後一か月くらいで終了できそうです。

これから翻訳する385頁以降に、(第12章)<道非道智見清浄>というのがあるのですが、<道非道>って、いったい何だろうか、とこれまでもよく思ったものです。

サマタが出来で、nimitta を長時間維持できる様になった後、名色分別智と縁起の修習をし、その後に、名色法の無常・苦・無我の観照をする・・・ここまで来るともう、己の歩いている道が、正しいものであるかどうかが分かる・・・どれが正しい道(道)で、どれが正しくない道(非道)か・・・nimitta も、手段であって目的でない事が分かる・・・そんな感じらしいです。

素質と波羅蜜に恵まれて、早くも<道非道>を修習されている禅修行者の方々は、「もうここまでくれば大丈夫」と、ほっと一息ついているでしょうか。

私はまだまだですが、せめて翻訳を通して<プレ・ホット>させて頂きたい、と思います(笑)。

<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>