般若の独り言~『教海覚舟』紹介
12月19日のブログに
『教海覚舟』
の表紙写真を載せましたが、内容を少しだけ紹介します。
副題に
<SHĀSANĀVATARAṆAYA>(上座部出家律儀要略)
とあります。
シンハラ語得意な方、解読お願いします。
【中国語訳序文】の説明では、この本は、スリランカの
月無垢大長老(Rerukāne Candavimala Mahā Thero)
の著で、龍樹林僧団(=スリランカ・ナウヤナ僧院)サーマネラ予備班の教材である、との事。
P101
破戒の禍
比丘の助縁
比丘の修習
P135
比丘の討論してはいけない話題
P151
僧俗関係
(僧侶が)法を説くときの注意点
比丘の触れてはならない人(=女性、その他)と女性との往来について
P188
利養(=必要以上に利益を得る事)について
等など、僧と俗が、お互いに守らねばならない規範、特に出家者が守らねばならない規律とその解説が、ぎっしりと A4、254頁 に書かれています。
先日、知人が IT 上の英語版を探しましたが、「見つからなかった」との報告がありました。
僧俗の遵守すべき戒律・道徳に関して、これほど綿密に書かれた著書は寡聞にして、他に見たことがなく、英語版はいずれ IT 上に載るのではないか、と期待しています。
どなたか、見つけられたら、教えて下さい。
最後に、この本の序文を書かれたのは
龍樹林僧団(ナウヤナ僧院)の院長
Rev Angulgamuwe Ariyananda Thero
である事を申し添えておきます。
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>