南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#14-1

第一講 如何にして入出息念を修習してジャーナに到るか

はじめに

我々は、幾人かの台湾の比丘、比丘尼法師の要請を受けて、台湾を訪問した事に、大きく喜びを表明するものである。

この幾人かの法師は、かつて緬甸のモーラミャイン(Mawlamyine)の近郊にあるパオ禅林(Pa-Auk Tawya)において、禅の修習をした事がある。

台湾に滞在する間、我々は、パオ禅林で実践されている禅の修行体系の知識を教えるが、それはパーリ(Pāḷi)<注83>の仏典及び《清浄之道》(Visuddhimagga)<注84>の教えに依拠したものである。

我々は、パーリ仏教聖典が教える修行方法は、まさに仏陀ご本人が修行した方法であり、また、仏陀ご在世時に、弟子たちの修行を指導した時に用いた方法である、と信じているものである。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>