如何にして非想非非想処定を修習するか
四番目の無色禅は、非想非非想処定と言う。
この様に呼ぶのは、このジャーナの中において、「想」が極めて微細であるからである。
実際は、このジャーナの中の、すべての名法は皆極めて微細である;
故に、同様に、以下の様に描写する事も出来る:
非受非非受、非識非非識、非触非非触等など。
ただ、このジャーナは「想」でもって、命名しており、かつ、無所有処禅心を所縁としているのである。
非想非非想処定を修習する為に、あなたは無所有処定の欠点を思惟しなければならない:
それは識無辺処定を近い敵として、かつ、非想非非想処定の寂静には及ばない(と思惟する)。
次に、想は病、傷、棘であると(思惟する)。
もはや無所有処定を求めない事とし、その後に、あなたは非想非非想処定のさらなる寂静の本質を思惟し、その後に、無所有処禅心を「寂静、寂静」と、継続して専注しなければならない。
当該の寂静相に、ジャーナを証得するまで、持続的に専注し、その後に五自在を修習する。
これが第四番目の無色禅であり、非想非非想処定と呼ぶ。
本日、我々は、如何にして十遍及び八定:四種類の色界禅と四種類の無色界禅を修行するかについて学んだ。
次回の法話では、我々は、如何にして慈・悲・喜・捨。
の四梵住(brahmavihāra)と、慈心、仏随念、不浄修習と、死随念の四護衛禅(caturārakkhabhāvanā)を修行するのかについて学ぶ事にする。