Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-3

三種類の色聚の中の色法

一番目の色聚は、四界(catudhātu)を含む、すなわち、四大種(mahā-bhūtā)、及び四種類の所造色(upādārūpa)<注157>で、合計八種類の色法となる:

1)地界(pathavīdhātu)

2)水界(āpodhātu)

3)火界(tejodhātu)

4)風界(vāyodhātu)

及び

5)色彩(vaṇṇa)

6)香(gandha)

7)味(rasa)

8)食素(栄養素)(ojā)

上記の八種類の色法を含んでいるが故に、この類の色聚は八法聚(aṭṭhakakalāpa)と呼ばれる;

また、第八番目の色聚が食素である為、もう一つの呼び名は、食素八法聚(ojaṭṭhamaka kalāpa)<注158>とも言う。この類の色聚は、全身に分布しており、非明浄色(napasāda rūpa)に属する。

<翻訳文責: 緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>