Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#33-39

目の中の54種類の色法

これまで、我々は、すでに、三種類の基本的な色聚について説明してきた:

1)六種類の感官(目、耳、鼻、舌、身体と心臓)の中の10法聚;

2)命根9法聚;

3)八法聚。

我々は、すでに、目、鼻、耳、舌と心臓の中の、それぞれに存在する所の、7種類の色聚、合計63種類の色法があるのを見て来た<注202>。

しかし、一つひとつの処門色法を分析する事柄に関して、パーリ経典では、ただ、その中の、六種類の色聚(命根9法聚を除く)にのみ、言及しており、あなたは、54種類の色法(63-9=54)<注203>にのみ、専注すればよい。

命根9法聚は、少し後に、別の方式によって識別する。

その上、あなたが見た様に、六種類の色聚の中の一種類は、身10法聚であり、故に、あなたが、身体自体(目、耳、鼻、舌と心臓以外)の色法を分析する時、ただ、五種類の色聚、すなわち、44種類の色法を分析すればよいのである。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>