Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳『親知実見』#45-6

3)色第三法は、食生色の無常・苦・無我<注363>を観照する。あなたは、この100年の生命の中の、その毎日において、飢餓の時の色法と満腹した時の色法を観照しなければならないし、かつ、飢餓の時の色法は、満腹した時の色法に引き継がれることはない事を見なければならない。(その反対も然り)。

4)色第四法は、時節生色の無常・苦・無我を観想する。あなたは、この100年の生命の中の、その毎日において、暑い時野色法と、寒い時の色法を観照しなければならないし、かつ、暑い時の色法は、寒い時の色法に引き継がれることはな事を見なければならない。(その反対も然り)。

5)色第五法は、業生色の無常・苦・無我を観照する。あなたは、この100年の生命に中の、その毎日において、六根門の一つひとつの根門の色法が、その場で生起し、かつその場で滅し去って、その他の根門に行くことがない事を観照しなければならない。

6)色第六法は、心生色の無常・苦・無我を観照する。あなたは、この100年の生命の中の、その毎日において、楽しい、愉快な時の色法、及び不愉快、悲しい時の色法を観照しなければならない。

7)色第七法は、今現在の、無生物の色法の、無常・苦・無我を観照する。無生物の色法とは、命根と五浄色等の業生色のない色法を指す。たとえば:鉄、鋼、銅、金、銀、プラスチック、真珠、宝石、貝殻、大理石、珊瑚、土、岩石、セメントと植物等。この種類の色法は、外界にのみ存在している。

以上が色七法である。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>