2)非色第二法は、色七法の一つひとつの法における、名法の無常・苦・無我を観照する。これは、あなたが再度、色七法の一つひとつの色法を無常として観照した後、次に、引き続いて、その後に生起する所の観の修習心でもって、その前の観の修習心自体の無常・苦・無我を観照する、という事を意味する。これらの色法を苦及び無我として観照する方法は、前に述べたのと同じである。
3)非色第三法は、再度、色七法の一つひとつの名法を無常・苦・無我として観照するものの、しかし、連続して四回、観照しなければならない。
これは、あなたが、再度、色七法の一つひとつの色法を無常であると、観照した後、二番目の観の修習心でもって、一番目の観の修習心を、無常・苦・無我を観照し、次に、三番目の心でもって、二番目の心を観照する・・・五番目の観の修習心でもって、四番目の観の修習心の無常・苦・無我を観照することを意味する。
これら色法の苦及び無我を観照する方法は、上に述べたものと同じである。
4)非色第四法は、前のものと同じであるが、しかし、継続して、11番目の観の修習心でもって、10番目の観の修習心の無常・苦・無我を観照するものである。
5)非色第五法は、名法の無常・苦・無我を観照して、邪見(diṭṭhi)取り除くものである。
ここにおいて、あなたが観照するのは、色七法(を観照する所)の、観の修習心である。
その後、ひとたび、無常想と苦想が強くて力のあるものに変化したならば、無我想を強化しなければならない。
する。
6)非色第六法は、名法の無常・苦・無我を観照して、我慢(māna=慢心)を取り除くものである。
あなたは、再度、色七法の観の修習心を観照する。その後、ひとたび、苦想と無我想が強くて力のあるものに変化した時、無常想を強化しなければならない。
苦想と無我想の支援の下、強化された無常想は、我慢(慢心)を取り除くことができる。
7)非色七法は、名法の無常・苦・無我を観照して、欲(nikanti)を取り除くものである。
あなたは、再度、色七法の観の修習心を観照する。その後に、ひとたび、無常想と無我想が強くて力のあるものに変化したならば、苦想を強化しなければならない。
無常想と無我想の支援の下、強化された苦想は、欲を取り除くことができる。
以上が、非色七法である。
もし、過去、現在、未来及び内外の名色法に対して、これらの練習を完成させることできるならば、それは最も良いことである。勿論、これらの練習が、絶対に必要である、という訳ではないが。
この練習を完成させた後、名色法は、あなたにとって、非常に明晰なものになる。
今、すでに、如何にして、諸々の行を分類しながら、観智を育成するかについての説明を終えた。
次に、我々は、如何にして生滅智を育成するか、について解説する。