南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(2-14)

世俗諦とは、いまだ分析(分解)を受けていない所の、種々の現象の事である。

(この事は)世間的(世俗的)な科学をもって、比喩にする事ができる。

以前の科学では、世間の一切の事物は、原子によって構成されていると考え、原子が最も小さい微粒子である、とした。

しかし、不断の研究によって、原子の内部には、核があり、核の内部は、質子と中子に分解できる事、電子がこの原子の周りを回っている事が分かった。

その後、また、更に小さい業原子粒子(ママ)が存在する事が判明した。

現今、最先端の計測機器を利用して測量した後、最も小さい単位は、クオークであることが発見された。

しかし、このクオークは世俗諦であり、いまだ究極諦には到達していないのである。

(2-15につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

<願以此功徳、早日証得涅槃楽>

    <緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/           

       Paññādhika Sayalay 般若精舎>