Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

般若の独り言~黒い稲妻

 去る6月25日、間質性肺炎で、動物病院にて入院治療(主に酸素吸入)していましたオハナが、虹の橋を渡りました(享年15歳。ブログ既出)。

オハナ(ペキニーズ、雄)は、5歳(推定)の時に山の中に捨てられて放浪していたのを、登山者が見つけ、愛護センターに通報、(その凶暴さゆえ)即刻殺処分とされていたのを、保護団体が引出し、縁あって、我が精舎に来たものです。

当初は、唸ったり、噛みついたりしていたものの、ペキニーズは本来、おとなしく愛くるしい愛玩犬であり、オハナも次第に落ち着いて、九州という、誰一人知人のいない新しい場所に引っ越してきたばかりの私の、よい相棒になってくれました。

オハナが亡くなって、四、五日は気落ちしましたが、オハナが、彼自身にふさわしい場所に輪廻して、次の(人)生を始めたであろうと思うと、息を引き取る時、非常に穏やかであった事も相まって、私も、それ以上悲しむことはありませんでした。

そこへ、降って湧いた様に、先日、我が精舎に

<黒い稲妻>がやってきました。

コロナで生活が一変した知人が、飼っている若いトイプードルを預かって欲しい、と言ってきたのです。

トイプードルは、丸い顔をしていると思っていた私は、対面して吃驚。

トイプードルの顔が丸く見えるのは、カット(テディベアカット)のせいであって、本来は、顔の尖ったキツネ顔、狼顔です。

黒色なので<クロ>、と呼んでは安直すぎるので、<虹>と名付けました。漆黒の毛が、時に虹色に輝いても見えるので、よい名前をつけたな、と我ながら自画自賛(注1)。

このコは、まったり癒し系のオハナと違って、超エネルギッシュ、かつ、超、甘えん坊(かつ、非常に聡明)。

来た日から、私の膝に飛び乗り、私の顔を舐めまわし、ものすごい敏捷さで家中走り回り、探検しまくり、ジャンプだって、二足立ちだってやっちゃいます・・・(オハナが使っていたケージ、天井がネットのものは、かるがると飛び越えるので、急ぎ、隣町まで行って、天井が鉄格子になっているタイプのものを買ってきました。彼が飛び跳ねると、おちおち寝ていられないので~笑)

まさに<黒い稲妻>、

名前は<虹>。

晴れた日に、外で写真が撮れたら、勇姿、UPします。

注1=私の祖母は猫派で、実家では、いつも猫を飼っていました。彼女がつける猫の名前、絶妙でした。

例えば、清眼(台湾語発音でchinbba。祖母は「このコは目が奇麗だ」と言っていました)、

麒麟(ネコにキリン・・・よく分かりませんが、なんとなく納得~笑)等々。

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

      Paññādhika Sayalay 般若精舎>