翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(4-25)(私家版)
しかし、Samavati は、その人が、チェータカ仏である事を知らず、また、彼が、滅尽定に入っている事も知らなかったが、しかし、そこにおいて、一人の人間が火に焼かれているのを見て、非常に恐くなり、また、国王が彼女の不注意を不快に思うのではないか、と心配して、心の中で思った:
「すでに、焼け死んでいるのだから、死体を更に、焼き尽くしてしまった方がよい。」と。
こうして、彼女は侍女に命じて、更に多くの枯草を積む様に命令し、その上に油を注いで、炎を更に大きくした。
最初に火がついた時、彼女には、殺人をしよとする願望はなかった・・・この種の思はなかったのであるが、しかし、二回目には、(彼女の心には)殺人を実践しようという思心所が、存在したのである。
(4-26につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>