夫妻は、もっとよい部分の肉を選んで食べたわけではない;
お腹がいっぱいになるほどは、食べなかった;
彼らは、苦い薬を服用するが如くに、少しだけ食べた;
彼らは、一度として、他人の(手中にある)更によい肉片を得たいと希望する事はなかったし;
また、沙漠を渡り切った後に、残りの肉を、煮て食べようとも思わなかった;
彼らは、己たちが、この様なおいしい食べ物に恵まれ、他人はそれが手に入らないと言って、驕慢になる事はなかった;
彼らは、肉を切り分けて、ここからは私のもの、ここから先は、あなたのもの、と確認することはなかった;
彼らは平静に食事をし、
”誰がこの様な、穢れた肉を食すことができるのか”
という憤怒を、起こすこともなかった。
(16-22につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>