Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-23)(私家版)

10-11 身軽快性(kāya-lahutā)と

心軽快性(citta-lahutā)

この二種類の軽快性のそれぞれの特徴は、心と心所の沈重い(暗く沈む事)を除去する事。

禅修行を実践する時、もし、心が沈重であると感じるならば、それは必ず昏沈(が原因)である。

昏沈の時、心は特別に沈重になる。

故に、この二つは、昏沈と睡眠を対治するものである。

特徴は、心と心所の沈重を取り除く事。

作用は、心と心所の沈重の排除。

現起(現象)は、心と心所の不沈重。

近因は心と心所。

(7-24につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>