8-9 身軽安(kāyapassaddhi)と
心軽安(citta-passaddhi)
身軽安は、相応する心所の事を指す。色法ではない。それは、相応する所の心所の軽安を言うのである;
心軽安は、心王の軽安を言う。
禅修行の時、もし、掉挙、悪作、後悔が出現したならば、(心・心所に)不安が生じる。故に、身軽安、心軽安のそれぞれの特徴は、心と心所の不安を静める事。
作用は、心と心所の不安を除去(破り除く)事。
現起(現象)は、心と心所の安静、安寧、冷静。
近因は、心所と心。
それらは、イライラ・ストレスを齎す掉挙と悪作を対治する事ができる。
(7-23につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>