南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-22)(私家版)

8-9 身軽安(kāyapassaddhi)と

心軽安(citta-passaddhi)

身軽安は、相応する心所の事を指す。色法ではない。それは、相応する所の心所の軽安を言うのである;

心軽安は、心王の軽安を言う。

禅修行の時、もし、掉挙、悪作、後悔が出現したならば、(心・心所に)不安が生じる。故に、身軽安、心軽安のそれぞれの特徴は、心と心所の不安を静める事。

作用は、心と心所の不安を除去(破り除く)事。

現起(現象)は、心と心所の安静、安寧、冷静。

近因は、心所と心。

それらは、イライラ・ストレスを齎す掉挙と悪作を対治する事ができる。

(7-23につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>