Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

禅病の今(神は死んだ)

2020年7月4日に当ブログにUPしました禅病に関する文章、<禅病を超えて>がいまだよく読まれています。                  禅病に関心のある方、罹患されている方、私が思うより案外と、多いのかもしれません。                      私が禅病に罹患した(最初に症状に気がついた)のは、2000年に緬甸モーラミャインのパオ森林僧院で修行していた時、<いざ禅定に入らんか>とする直前に、両頬が耐え難いほど痛くなる事から始まりました。                   その時は、修行を少し休めば治るものだと簡単に考えていていましたが、日本に戻って後の、2020年3月に感じた異様な身体現象によって、私の中で<これは禅病だ>と確信するに至りました。。            その後の、経過は以下の通り:                       1)まず気功の本を買いました。            盛鶴延著『秘伝奥義集大成』で、この本は今も手元にあり、大変活用させて貰っています。                                                      2)WEBで見つけた、精舎から車で20分位の所にあるヒンズー教系寺院、自称《邪気を払うことの出来る仙人S氏》を訪ねて、ヒーリングをして頂きました。       身体を巡る(主に頭部)邪気に不快感と不安感マックスだった頃で、彼の掌ヒーリングに救われた感ありましたが、暫くして、彼が自家製の魔除けのペンダントを高額で売っている事に気がついて、ここに頼ることはやめました………              彼は、ある満月の集いの夜、ホーマー(=護摩焚き。神々に病の快癒を願うヒンズー教の祭事)の為に集まっていた5、6人の人に、                                 【如何にして、病に苦しむ人の心理や修行する者の功名心を悪用・悪乗りして、自家製のペンダントを売るか】            を、得々とレクチャーしていましたが、これ【統一教会の壺】と同じ。          彼の主張は以下の様なモノでした。    『先方が、40万円、60万円の魔除けペンダントを買いたくなる様、こちらも心理学を学ばねばならない。高額の商品を売るのだから相手の不安、競争心、功名心を巧妙に利用しなければならないのだ!』)。。               また、彼の愛弟子であるHさんは私に   《この病の人の多くは自死する》     と、いたずらに人の不安を煽る女性でした。ここをやめたのは正解でした。                 3)法友のアドバイスで、整骨院で電気的治療を受けました。電気的刺激(低周波パルス)を受けて、頭に昇った邪気が下丹田へと降りて行くのを感じることができます。禅病の治療法としては、有効だと思います。                 4)ジムに通いました。自転車漕ぎ、腰振動ベルトなどは、邪気を下丹田へ落とすのに有効です。                 5)幼少の頃から中国の嵩山少林寺で気功の修行をしたと言う、東京在住の気功師に連絡がとれ、時々LINEで指導を受けています。                    彼は〘基本、頭に昇った邪気は意守丹田で下丹田に落とすしかない〙というスタンスです。                   彼は、己の身体内部を流れる気に対して、【邪気と呼ぶな、気に邪なモノはない】と言うのですが、この不快感はどうしても〈邪気〉と呼びたくなります。また、邪気と呼んだ方が、禅病の病状の説明がしやすい様に思います。                6)温泉・お風呂に入る。           邪気が温められて緩くなり、下丹田へと降りて行き易くなりますので、有効です。                   7)総括しますと、私の罹患しているタイプの禅病でしたら、上の方法(2を除く)が、有効です。何がなくとも、常に意守丹田……これにつきます。            

なお、ゴータマ仏陀は、病を治すにはボージャンガ(七覚支)を推奨しています。    仏法は、ホーマー禁止です(原始仏教、即ちテーラワーダの寺院で、護摩壇が設置されているのを、見たことがない)。                 諸々の病は、神に頼らなくても自分で治せる……                  仏陀はそう教えています。        仏教において、神々は、死んでいます。       Pannyaーadhika Sayalay