南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(15ー7)(私家版)

16.慚/17.愧:ジャーナを証した時、すでに慚愧は存在する。それらは、悪をなさないという、一種の心の状態である。。                      18.無貪:安般念似相をば、己のものであると執着しないこと。シャーリプトラ尊者は、初禅、ニ禅、三禅、四禅に入り、その後出定すると、顔が輝いていて、それを見て、アーナンダが「尊者、あなたは出定すると、顔が輝いている」と言った所、シャーリプトラ尊者は以下の様に答えた                  「私が初禅、ニ禅、三禅、四禅に入っているとき、【私】という意識はない。」     彼の心は、ジャーナに対して、私のものである、との思いは持たないのである。