一個の心路過程が終結した後、もう一つ(の心路過程)が生起する前、心流を中断させない為に、有分心が必ず生起する。。故に、一個の心路過程が終結すると、心は有分に落ち込む。また、心路過程全体の発生(の中に)は、私というものは(存在し)ない(私というものはかかわりがない)。。。 永恒の体験者というもの、または内部にいてコントロールする者は、存在しない。。刹那に生・滅する諸々の心自身は、識知に関する全ての、なすべき作用をすでに完成させている。そして、識知の過程における相互の役割分担は、因果・縁起の法則に基づいているのである。