Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(35ー9)(私家版)

眼門心路過程の中にも速行心は存在する。速行心は、身・口・意の業を造る。しかし、5門心路過程の速行心が造る業は、あまり重くない。というのもこの段階では、所縁は余り明確でなく、(心の)反応は強烈ではなく、造られた業は、非常に重いと言うことはないからである。しかし、意門心路過程になると、目標がますます明確になる為、反応もまた強烈になって来て、生起する所の、貪欲、瞋恚、痴(愚かさ)もまた強烈になる。(心の)反応が強烈である時、造られた業もまた強化される。