翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(41ー6)(私家版)
もしあなたが、誰かに対して瞋恚を起こしたならば、悪法もまた同時に生起する。。。 前にも述べたが、瞋恚を退治する方法は、慈愛を送る事である。またもう一つ、別の方法として、あなたは以下の様に観ずる事もできる: 「私の瞋恚が生起するや否や、非常に多くの瞋根の速行心が走り過ぎて行き、心の中において、非常に多くの今生受業、次生受業、無尽業を残す。これは怖すぎる!瞋恚は止めておこう!」 この様にすれば、あなたは瞋恚を取り去る事ができる。この種の観想は、如理思惟とも言う。