南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(41ー7)(私家版)

3.未だ生じない善を生じせしめる    我々には、非常に多くの未だ生起せしめていない善法がある。例えば、五戒を保持していない人間で言えば、未だ生起していない善法は五戒である。。。。         未だ布施をしたことのない人間でいえば、布施が未だ生起していない善法である。。我々には20種の善法がある。身・口・意の10種、布施、持戒、禅の修行、経の説法と弘法、回向などなど各種の善業である。。。                   もし、(それらが)未だ生起しないのであれば、それを発生させるべきである。。    (善法の内)最も円満なものは、戒、定、慧であり、それが未だ生起しないのであれば、生起させる。定を生起させたいのであるならば、止禅(サマタ)を修しなければならない。智慧の生起を願うならば、観禅(vipassanā)を修行しなければならない。