3.未だ生じない善を生じせしめる 我々には、非常に多くの未だ生起せしめていない善法がある。例えば、五戒を保持していない人間で言えば、未だ生起していない善法は五戒である。。。。 未だ布施をしたことのない人間でいえば、布施が未だ生起していない善法である。。我々には20種の善法がある。身・口・意の10種、布施、持戒、禅の修行、経の説法と弘法、回向などなど各種の善業である。。。 もし、(それらが)未だ生起しないのであれば、それを発生させるべきである。。 (善法の内)最も円満なものは、戒、定、慧であり、それが未だ生起しないのであれば、生起させる。定を生起させたいのであるならば、止禅(サマタ)を修しなければならない。智慧の生起を願うならば、観禅(vipassanā)を修行しなければならない。