Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(45ー5)(私家版)

同様に、ある種の人々は、臨終の時、非常な熱さを感じる。あなたはうちわを使ってあおいであげても無駄である。というのも、彼はその時、地獄の相・地獄の火を見ているが故に。。。。。。。。。。                     この地獄の火は「趣相」であり、彼の次の一世は、地獄に生まれる事を表している。パオ森林僧院において、ある禅の修行者が、一生涯の内に非常に多くの布施をしたが、その為、臨終の時には、非常に多くの天女が彼を迎えに来た。。。。。。。                 この種の相は趣相であり、天界に生まれ変わるであろう事を表している。。。。。            もし、動物、例えば虎、ライオン、猿等などに生まれ変わるのであるならば、森林かジャングルが見えるであろう。この場合、彼は動物に生まれ変わる可能性がある。。  しかし、出家の比丘方は、一生、森林に住んで、森林の中で座禅・瞑想する為、往生する時、森林を見るかもしれない。。。。             故に、森林の趣相を見たからと言って、必ずしも、良くない場所に生まれ変わるとは限らないのである。。。。。         離心路過程の概要において、「四個の四」があることを理解すること。        1.4個の生存地。           2.4種の結生。           3.4種の業。             4.4種の死亡。。。。。