南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(46ー1)(私家版)

✥四生存地✥                 ■悪趣地(apãyabhūmi)           パーリ語「apāya」は、「全く無い」(apa)、「楽しい」(aya)で、悪趣地は、全く楽しみのない所、の意。悪趣地は、以下の4個の状況がある。。。。。。。            1.地獄:地獄は最下層の生存地、最も苦痛な生存地である。聞くところによると、地獄の衆生は、そこに生まれて死ぬまての間、己の悪業の果を、絶え間なく受けなければならない。休息の時間は全く、許されない。これらの地獄の衆生は、ある者は絶え間なく身体を切り刻まれ、ある者は煮えたぎる油の鍋の中に、絶え間なく、放り込まれる。ある者は、絶え間なく、(身体に)釘を打ち込まれる。地獄には、色々な刑罰がある。