南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(46ー3)(私家版)

2.畜生道:有情は、悪業の果報の結果、畜生道に生まれ変わる(事がある)。。。畜生は、空にいるもの、陸地、水中にいるもの(等がある。)。。。。。。。                衆生は、己のなした業に基づいて、異なる畜生道に生まれる。畜生道と人間界は同じ所にある。。。。。。。。。              3.餓鬼道:「餓鬼」と訳される所の、パーリ語は「peta」である。。。          飢餓、喉の渇き、その他の病によって、苦しみが絶えない有情の事である。。。。   餓鬼は、己自身の世界を持っていない。彼らは人類と同じ世界にいる。例えば、森林、沼地、墓場等の場所。。。。。。。           通常、人々には彼らが見えない。彼らが自ら出現する時以外は。。。。。。。。              4.阿修羅道:阿修羅は幾つかの有情を含む。諸々の論師は、悪趣にいる阿修羅は、餓鬼と似ていて、長期的に苦しんでいる有情である、と言う。。。。            悪趣にいる阿修羅と、33天にいて、諸々の天神と争っている阿修羅は、区別しなければならない。後者の阿修羅は、33天に属する天神である。天神も人類と同じ様に、喧嘩もする。貪瞋痴のある所、争いは尽きない。