南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(78ー1)(私家版)

✥色法の転起(転換)✥           ■欲界地 欲界地における衆生は、その出生毎に、四種に分ける事ができる。化生、胎生、卵生、湿生である。欲界地の衆生は、地獄、餓鬼、阿修羅、人間と天神である。その内、化生の有情は、天神と地獄、餓鬼(一部分の餓鬼は、胎生である。ただし特例。)化生とは何か?化生とは、生まれ出ると既に大人である事。母胎を必要としない。化生の有情は、結生識の時点で、生まれた時点で既に大人である為に、眼底10法聚、耳10法聚、鼻10法聚、舌10法聚、身10法聚、性根10法聚、心所依処10法聚を具備している。最多で、7種の10法聚を獲得する事ができる。