最近、当ブログに頂きましたコメントに、【パオ森林僧院の分院で修行をしようとすると、滞在費(食費?)を取られる。仏道修行とは、本来、無料ではないのか!】 というご意見。 〈修行無料〉 がそれ程良いものかどうか、一考に値します。。。 黒魔術に染まっていた、チベットの修行僧ミラレパが改心して、マルパに仏道(白道)の指導をお願いした時、全財産をマルパに捧げた、と聞いています。マルパはミラレパに、常識では考えられない様な苦行を与えました。大きな石を山頂まで運ばせ、それを麓まで転がして、また山頂まで運ばせる。無意味な行動を強要されると、人は反感を覚え、反抗するものてすが、ミラレパはマルパの指示に従い、後に、悟りを開きました(勿論、師への盲従はいけません。ミラレパにはマルパの意図が理解できたのでしょう)。。。。 台湾の僧侶釈従信比丘は、 【在家が寺院に修行に行って、寺院でタダ飯を頂くことは、カルマ(悪業)になるから辞めた方がよい(地元の在家が出家修行者の為に差し出した布施を、外国から来た在家修行者が横取りした形になる為)】 と言っています。。。 これを………… 《如来家飯非常難吃》 (在家がサンガに出向いて食事等する時は気をつける様に) と言います。。。。。 テーラワーダの寺院で、無料で修行させてもらえるのは、吉と出るか凶と出るか……ちょっと怖いですね(今は分かりませんが、コロナ禍以前、昔は無料の所が多かったです。)。