ゴータマ仏陀の説かれたアビダンマは、非常に難しいです。。。。。 テーラワーダ(南伝仏教)系の仏教書を20年間翻訳して来ましたが、頭は<???>だらけです。 それでも最近 <なるほど!> と膝を打つ事がありました。 「心生色」というアビダンマのキーワードを(携帯に)打ち込んでいる時、 【25年前に癌になって手術をし、予後悪く、意気消沈して日本にいるのが嫌になり、タイの森林僧院に行って、在家の方々とのんびり瞑想等していたら、癌再発もなく、寛解した】 という私の体験は、アビダンマ的に言えば、病を恨まず、他者を恨まず、僧院で過ごす穏やかな時間は、私の善心を育み、結果、癌は再発せず寛解したのだな、と納得。。。 私は病院は割と好きですね。特に年老いた今、病は小さな芽の内に治してしまおうと、定期検診なども熱心にしています。。。 【病気をしても絶対に病院に行くな】 というのは、もしそれが余りにも行き過ぎた精神主義なら弊害があり、これには反対てすが、病を得た時は、信頼できる医師を探し、病を恨まず、周囲を恨まずにいたならば、心生色、即ち、善心が生じせしめる身体細胞は、より健やかなものになると、思います。 【心生色】心の働き、心の向く先。これ非常に大事です。。。。 追加:神道系やヒンズー教系で、【病は神が治す】と言う事がありますが、神=己の善心、であれば合理的ですが、外部の神様を想定しているなら、邪道です。