翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(84ー6)(私家版)
2.四正勤〈第四章〉で説明したので、ここでは説明しない。四正勤は精進心所である。。。。。。 3.四成就法(iddhipādā) 四神足とも言う。これは非常に重要である。「iddhi」の意味は、完成させる事、成就する事ができる、である。それを「神」と呼ぶ。「pādā」は、「足」で、その意味は根、基礎である。一切の成功、成就を完成させる為の基礎は、欲、精進、心と観の4個である。故に4神足又は四成就法と呼ぶ。パーリ語の「iddhi」(成就)は、一切の、仏陀の教えを通して、務め修めた結果、証得した所の、広大心(色禅及び無色禅の広大心)と出世間法を言う。唯一、それらを運用して、仏教の目標を証得した時にのみ、それをば、成就の法で、あると言える。商いで金儲けするのは、成就の法とは言えない。成就の法は、世間と出世間法の二者がある。