南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(84ー6)(私家版)

2.四正勤〈第四章〉で説明したので、ここでは説明しない。四正勤は精進心所である。。。。。。            3.四成就法(iddhipādā)        四神足とも言う。これは非常に重要である。「iddhi」の意味は、完成させる事、成就する事ができる、である。それを「神」と呼ぶ。「pādā」は、「足」で、その意味は根、基礎である。一切の成功、成就を完成させる為の基礎は、欲、精進、心と観の4個である。故に4神足又は四成就法と呼ぶ。パーリ語の「iddhi」(成就)は、一切の、仏陀の教えを通して、務め修めた結果、証得した所の、広大心(色禅及び無色禅の広大心)と出世間法を言う。唯一、それらを運用して、仏教の目標を証得した時にのみ、それをば、成就の法で、あると言える。商いで金儲けするのは、成就の法とは言えない。成就の法は、世間と出世間法の二者がある。