Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(84ー9/10)(私家版)

4.18界                眼界、耳界、鼻界、舌界、身界、色彩界、音声界、香界、味界、触界、眼識界、耳識界、鼻識界、舌識界、身識界、意界、法界、意識界。。何故界と呼ぶか?界(dhatu)は、それらが己自身の自性を「持つ」又は「背負う」からである。例えば、地界は硬さ、粗さ等の己の性を擁しており、眼界、耳界などなども又、各自の己性を擁している。仏陀は、それらの己性を基礎に18界の解説をしたのは:「それらは一個の人間、一個の我ではない。それらを界と呼ぶのは、我見を破り除く為、あなた、わたし、彼(が存在するという)錯誤顛倒想を打ち破る為である。」実際は、12処と18界は同じものである。(12処より)更に細かく分解してある。。。     どの様にであるか?           眼処は即ち眼界である。。。。。          耳処は即ち耳界である。。。。。。        鼻処は即ち鼻界である。         舌処は即ち舌界である。。。。。。         身処は身界、色彩処は色彩界、音声処は音声界、香り処は香り界、味処は味界、触処は触界、法処(16微細色+心所+涅槃)は法界(16微細色+心所+涅槃)である。意処は即ち7個の界を含む:眼識界、耳識界、鼻識界、舌識界、身識界、意界(5門転向心+2個の領受心)、意識界(89ー10ー3=76)。眼識界、耳識界、鼻識界、舌識界、身識界等の5識界は、合計10種の心があり、その上に意界の3種の心を足すと、合計13種の心になる。89心から、13種の心を引くと、意識界は、7$種の心になる。(89ー10ー=76)