Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(109-6)(私家版)

7.智見清浄              禅修行者がこの様に観照する時、その智がすでに熟しているが故に、道安止心路過程が生起する。有分断の後、意門転向が起き、それに伴って生起するのは、2個又は3個の目標を縁に取る所の無常等の、どれか一つの相への観智心である。それは遍作、近行と随順と呼ばれる。。。。。。。。             その後に、涅槃を目標とする種姓心が生起する。この時、凡夫の種姓を超越し、聖者の種姓になる。この時、即刻、ソータパナ道が生起する。。。。。。。。。。。。。。           ソータパナ道心は、徹底的に苦諦を知り、集諦を断じ除き、滅諦を証悟して、道諦を展開する。。。。。。。                出世間安止心路過程に入る。。。        この後、2個、又は3個の果心が生滅し、その後に有分に沈潜する。。。         有分が止まった後、省察智が生起する。智者は、道、果、涅槃を省察し、又、彼がすでに断じたか、又は未だ断じていない所の煩悩について、省察する。。。。。。。。           6清浄の修習を通して、順次証得する必要があるこの四道の名は、智見清浄と呼ばれる。校正完。