まず最初に、あなたには、仏陀に成りたいという極めて深い欲が、
必要だ。(+菩薩道の実践の)始まりの時、あなたはこの欲を
心の奥深くに隠しておかねばならず、他人に吐露してはいけない。
ただ、人間、男性、仏陀に見える等の、至上願を成就する8項の条件
が整った後においてのみ、あなたはそれを人に吐露する事ができる。
その時、あなたの善欲は、私が以前述べたようなほどに、強烈で
なければならない。
それはすなわち、真っ赤な炭火で焼けた宇宙を裸足で歩かなければ
ならないとしても、あなたは喜んで、それを実行できるほどに。
二番目に、あなたは常に法に住しなければならない。
これはすなわち、あなたは、一分、一秒ごと常に、10波羅蜜を実践
しなければならない事を意味するが、それは、何年も、何世も、
何大劫も、あなた自身が、すでに10波羅蜜の代表、象徴であるかの
如くになるまで、実践し続ける必要がある事を意味する。
もし、このように実践する事を望むならば、あなたはあなたの
生命における一刹那毎において、如理作意を運用しなければならない。
というのも、如理作意は善法の近因であり、不如理作意は不善法の
近因であるから。
(+ )訳者。(つづく)
(<パオ・セヤドー講述「菩提資糧」>(1999年版)
中国語版→日本語 翻訳文責Pañña-adhika sayalay)