南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」5-30

<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu> 

22、

問:出家できない人々、というのはどのような人の事ですか?

答:

《律蔵》において、仏陀は、ある種の人々は出家できないと規定した。

ハンセン病疥癬病、肺結核患者、精神病、過去に(比丘であった時に)四根本を犯した者、パンダカ(注1)、両(性)根者、賊住者、かつて出家して現在は外道に流入した者、畜生、母殺し、父殺し、阿羅漢殺し、サンガ和合破壊者、悪心でもって仏の身体から血を流させた者、比丘尼を淫汚した者、王の臣(国家公務員)、盗賊、脱獄した盗賊、起訴された盗賊、鞭打ち刑の者、烙印刑の者、負債者、奴婢、父母の許さない者、断手者、断足者、断手足者、耳切断者、鼻切断者、耳鼻切断者、指切断者、親指切断者、足腱切断者、手が蛇頭のように固まっている者・・・半身不随者、老年で無力者、盲人、聾唖者等32種類の人々。

この内、負債者は負債を返済すればよく、王の臣は、自由の身分なれば出家でき、また、父母の許可のない者は、父母が許可すれば出家できる。

32種類の人々は、もし出家したならば、人に笑われるとして、仏陀は許可しなかったのである。

(注1)パンダカとは、5種類の性的に問題のある男性の事。流精パンダカ、羨慕パンダカ、閹割パンダカ、半月パンダカ、不男不女パンダカの5である。

(5-31につづく)

<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>

(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、

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<「テーラワーダ仏教在家居士帰依戒律ハンドブック」

中国語版→日本語訳出 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>