<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
もし、未だ成功しないのならば、あなたは再度、安般念を修習して、第四禅に到達する様にする。
第四禅の光が極めて明るく輝く時、あなたは再度同時に、色聚が見えるまで、全身の四界に注意を払う。
この時、あなたは、同時に、全身の地界に注意を払い、その後に再度、単一の粒の色聚の中の地界に注意を払う。
次に、同時に全身の水界に注意を払い、その後に再度、単一の粒の色聚の中の水界に注意を払う。
次に、同時に全身の火界に注意を払い、その後に再度、単一の粒の色聚の中の火界に注意を払う。
最後に、同時に全身の風界に注意を払い、その後に再度、単一の粒の色聚の中の風界に注意を払う。
この様に修行すれば、あなたは明浄と非明浄の色聚の中の四界を識別する事ができる。
次に、あなたは同時にそれらを識別する修習をしなければならない。
この修習に成功したならば、あなたは、順序よく、眼処、耳処、鼻処、舌処と身処および意処という、この六種類の処の中の明浄と非明浄色聚の中の四界を識別しなければならない。
もし、いまだ成功する事ができないならば、あなたは、一つひとつの性質を、逐一、識別しなければならない。
あなたは、再度、安般念を修行して、第四禅に到達する。
第四禅の光が極めて明るく輝く時、あなたは、色聚が見えるまで、全身の四界に注意を払わなければならない。
この時、あなたは同時に、全身の硬さに注意を払い、その後に、再度、単一の粒の色聚の中の硬さに注意を払わねばならない。
単一の粒の色聚の中の硬さを明確に識別することが出来るまで、あなたは何度も、繰り返し、交互に識別をする。
その後に、地界のその他の性質を識別する、たとえば、粗さと重さである。
一粒の色聚の中において、たとえば、硬さ、粗さ、重さが明確な時、柔らかさ、滑らかさ、軽さは明確ではない。その反対もまた然りである。
同様に、一粒の色聚の中において、熱さが明確な時、冷たさは明確ではなく、その反対もまた然りである。
こうしたことから、一粒の色聚の中には、八種類の性質を見ることができる:
●硬さ、粗さ、重さ、流動性、粘着性、熱さ、支持性と推進性:または
●硬さ、粗さ、重さ、流動性、粘着性、冷たさ、支持性と推進性:または
●柔らかさ、滑らかさ、軽さ、流動性、粘着性、熱さ、支持性と推進性:または
●柔らかさ、滑らかさ、軽さ、流動性、粘着性、冷たさ、支持性と推進性。もし、あなたが単一の粒の色聚の中の、この八種類の性質を逐一、識別する事ができたならば、同時に識別するそれらの数を、徐々に増やしていく様にチャンレンジするべきである。
たとえば、同時に、硬さと粗さの、二種類の性質を識別する、など等である。
(6-6につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は<菩提樹文庫>までお知らせ下さい。http://bodaijubunko.sakura.ne.jp/index.html
<中国語→日本語 翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>