翻訳『親知実見』#37-4
こうしたことから、ジャーナ名法を識別しようとするならば、あなたは、先に、入出息念でもって、初禅を復習し、光が、明瞭(明亮)で、光輝いて、燦爛としている様にする。出定の後、有分(意門)と入出息似相を、共に(一緒に)、識別する。
似相が、有分に出現する時、禅支のそれぞれの特徴の相に基づいて、五禅支の名法を識別する。
五禅支とは:
1)尋(vitakka):心をして、入出息似相に投入せしめ、かつ、それに安置せしめる。
2)伺(vicāra):心をして、入出息似相に維持せしめる。
3)喜(pīti):入出息似相を喜ぶ、好む。
4)楽(sukha):入出息似相の楽しさを体験する。
5)一境性(ekaggatā):一心にただ、入出息似相にのみ専注する。一つひとつの初禅速行心(javana-citta)の中の、すべての五個の禅支を、同時に識別することができる様になるまで、継続的に修行し、その後に、更に一歩進んで、34個すべての名法を識別する。
あなたは、識(viññāṇa)、触(phassa)または受(vedanā)の中の、最も顕著なものから(識別を)開始して、その後に、一回ごとに、名法を追加していく;先に一個識別し、次に一個追加する様にすれば、二個の名法を識別することができる;
更に一個増やせば、三個識別することができる。
その後に、更に一個増やせば、四個識別することができる・・・。
あなたは、あなたが、一つひとつの初禅速行心の中において、34個すべての名法が見える様になるまで、修習する。
《1)心~1)無痴》(略)
上記、《1)心~1)無痴》は、表です。。当ブログでは表は作成できない為、<菩提樹文庫>管理人様に作成して頂き、<菩提樹文庫>HPの『親知実見』PDF版の中において、公開します。