南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳『親知実見』#37-4

こうしたことから、ジャーナ名法を識別しようとするならば、あなたは、先に、入出息念でもって、初禅を復習し、光が、明瞭(明亮)で、光輝いて、燦爛としている様にする。出定の後、有分(意門)と入出息似相を、共に(一緒に)、識別する。

似相が、有分に出現する時、禅支のそれぞれの特徴の相に基づいて、五禅支の名法を識別する。

五禅支とは:

1)尋(vitakka):心をして、入出息似相に投入せしめ、かつ、それに安置せしめる。

2)伺(vicāra):心をして、入出息似相に維持せしめる。

3)喜(pīti):入出息似相を喜ぶ、好む。

4)楽(sukha):入出息似相の楽しさを体験する。

5)一境性(ekaggatā):一心にただ、入出息似相にのみ専注する。一つひとつの初禅速行心(javana-citta)の中の、すべての五個の禅支を、同時に識別することができる様になるまで、継続的に修行し、その後に、更に一歩進んで、34個すべての名法を識別する。

あなたは、識(viññāṇa)、触(phassa)または受(vedanā)の中の、最も顕著なものから(識別を)開始して、その後に、一回ごとに、名法を追加していく;先に一個識別し、次に一個追加する様にすれば、二個の名法を識別することができる;

更に一個増やせば、三個識別することができる。

その後に、更に一個増やせば、四個識別することができる・・・。

あなたは、あなたが、一つひとつの初禅速行心の中において、34個すべての名法が見える様になるまで、修習する。

《1)心~1)無痴》(略)

上記、《1)心~1)無痴》は、表です。。当ブログでは表は作成できない為、<菩提樹文庫>管理人様に作成して頂き、<菩提樹文庫>HPの『親知実見』PDF版の中において、公開します。

<翻訳文責:緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/Pañña-adhika Sayalay般若精舎>