翻訳『親知実見』#49-12
四念処を修行する時、あなたは、充分に四正勤(Cattāro sammappadhāna)策励しなければならない。すなわち:
1)未だ生起しない不善法が生起しない様に努力する。
2)すでに生起した不善法を取り除く事に努力する。
3)いまだ生起しない善法(定善法、観禅法、道善法等)が生起する様に努力する。
4)すでに生起した所の善法を、阿羅漢果を証悟するまで育成する様に努力する。
どの様に修行するべきか?
あなたは、四念処に従って修行しなければならない。
修行の時、あなたは、上に述べた四正勤を、充分に策励しなければならない:
「たとえ私の血と肉が枯れ果てて、ただ筋と骨が絡むだけになても、私は決して禅修行を放棄しない!」
修行する時、あなたは、四神足(Cattāro Iddhipādā、成就の為の四種類の基礎)を擁しなければならない:
1)欲(chanda):我々は、涅槃を証悟するのだという、強くて力のある意欲を擁しなければならない。
2)精進(vīriya):我々は、涅槃を証悟するのだという、強くて力のある精進を擁しなければならない。
3)心(citta);我々は、涅槃を証悟するのだという、強くて力のある心を擁しなければならない。
4)観(vimaṃsa):我々は、涅槃を証悟するのだという、強くて力のある観智を擁しなければならない。