仏陀が、33天において、連続して三か月、《アビダンマ論》 を開示した時、色身はなお、食べ物の滋養を必要としていたので、化身は天上において、《アビダンマ論》を開示し、本身は、人間世界に来て托鉢した。托鉢の後、シャーリプトラ尊者が、法を聞きに来たので、仏陀は、天上で説いた法を、再び、シャーリプトラ尊者に向かって、概略説明した。この様にして、連続して三か月説法された後、その後、シャーリプトラ尊者が、学んで得た法を、再度、500人の弟子に開示した。この様にして、《アビダンマ論》の伝承は形成された。
もう一つ、別の理由は、仏陀は、彼の母親ーー摩耶夫人を度したかったのである。摩耶夫人は、彼を出産した後、一週間の後に往生し、兜率天に生まれ、兜率天の男性の天神になった。
仏陀は、一万個の輪囲世界の諸々の天神に、《アビダンマ論》を開示した、その主要な目的は、彼の母親を度する事にあったのである。
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>