なぜ、仏陀は、人間界ではなく、天界において、天神たちに 《アビダンマ論》 を開示する事にしたのか?
その内の一つの理由は、仏陀は、一柱の座禅の内に、《アビダンマ論》 を、すべて完全に話し終える必要があった為である。
一柱の座禅の内に、《アビダンマ論》 を話し終えるには、三か月掛かる。我々は、一度に三か月座り続ける事が出来るであろうか?
できないのである。
故に、仏陀にとって、人間社会において、人類に対して、《アビダンマ論》 を法話する事はできない相談であった。それに反して、三か月というのは、天界においては、非常に短いものである。これが、仏陀が天界において、《アビダンマ論》 を開示した理由である。
(1-5につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林寺院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>