Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(3-20)(私家版)

すべての菩薩は、必ず、菩提樹の下で仏陀になる。

一柱の(線)香の内に、菩薩、凡夫から、直接、四果阿羅漢を証悟し、その後に仏果を成就する。

浄居天は、三果阿羅漢の生まれ変わる地である。

これが、菩薩が仏陀になる前、浄居天に行く事ができない理由である。

菩薩が仏陀になる道は、今回の世で初果を得、次に、衆生を半分ほど救済して後、二果を証し;

次にまた衆生を救済して、その後に三果を証するのだと、考えてはならない。

彼は、この世で三果を成就し、次の世で四果を証するのではない。

この様な、成仏の道は存在しない。

菩薩は、菩薩道を行じている時に、徐々に、彼の 10個のハラミツを成就するのである。

(3-21につづく)

★句読点は中国語原文を優先尊重。

<願以此功徳、早日証得涅槃楽>

    <緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/

     Paññādhika Sayalay 般若精舎>