信施(信者による布施)は、功徳を求めて供養する訳であるが故に、僧人が、信施による四資具を受け取り、かつ使用しておきながら、その人に功徳を齎すことができないのであれば、これはまさに、貸し借りの一種であって、この人(僧人)は、未来の生において、債務を返済しなければならない事となる。
戒を持するだけでは、四資具を使用する資格を得る事はできない。
具戒者は、資具を使用する時、如理に省察、思考して、借受用に堕ちない様にしなければならない。
(15-9につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>