南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(6-74)(私家版)

(こうした物語から)過去において造した悪事は、忘れるのがよい(事が分かる)。

後悔してはならない。

すでに悪を造してしまったならば、もう二度と同じ過ちを犯さないと決意し、その後は、執着しない事。

というのも、毎回思い出す度に、不善心が生起して、非常に多くの不善な業力を(心に)残すが故に。

臨終の時、よくない思い出が、また浮上するならば、四悪趣に往生する事になってしまう。

瞋の因は合計4個あり、一個は瞋自体、その他は、嫉、慳と悪作である。

(6-75につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>