(こうした物語から)過去において造した悪事は、忘れるのがよい(事が分かる)。
後悔してはならない。
すでに悪を造してしまったならば、もう二度と同じ過ちを犯さないと決意し、その後は、執着しない事。
というのも、毎回思い出す度に、不善心が生起して、非常に多くの不善な業力を(心に)残すが故に。
臨終の時、よくない思い出が、また浮上するならば、四悪趣に往生する事になってしまう。
瞋の因は合計4個あり、一個は瞋自体、その他は、嫉、慳と悪作である。
(6-75につづく)
<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>