南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-3)(私家版)

「信」の作用とは、澄清であって、ちょうど清水宝石が、混濁した水を、清らかなものに変える事が出来る様に、同様に、五蓋または煩悩が生起した時、「信心(=確信)」が生起するや否や、心中は、瞬く間に、非常に清らかになる事ができる。こうして初めて、布施、持戒、禅修行が出来る。

若し、信心(=確信)がないならば、布施を実践する事ができない。因果法則に対して信心(=確信)がないならば、布施をするべきかどうか、疑いの心が生まれる。

(7-4につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>