Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)《実用アビダンマ》(7-4)(私家版)

人は、持戒に関して懐疑するならば、布施はしない。

故に(上記の事から)、信心(=確信)が生起するや否や、各種の懐疑は、浄化される(事が分かる)。

「信心(=確信)」の現起(現象)は、迷妄(迷曚)ではない事であり、それはすなわち、心の不浄、例えば懐疑等等を取り除く(作用を果たす事ができる。)

近因は、信じるべき事柄を信じる事であるが、それはすなわち、上に述べた8項目の事柄か、また、正法を聴聞する等々である。

正法を聴聞する事は、非常に、信心(=確信)を生起しや

易い。上に述べたシャーリプトラ尊者の母親は、正法を聴聞した後、即刻、ソータパナを証悟したのである。

(7-5につづく)

<願以此法布施功徳、早日証得涅槃楽>