南伝仏教のDhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。尚、修行については必ず経験豊富な正師について下さるようお願いします。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(27ー9)(私家版)

諸々の論師は(以下の様に言う)。。。     当該の地(色界を指す)の有情もまた、これらの感官の外形を擁してはいるものの、しかし、浄色が無い為、嗅ぐ、味わう、触る為の、依処とする事は出来ない。。     故に、これらの感受もまた、色界天では発生しない、と言うことになる。。。      梵天の色法は、非常に微細であり、鼻、舌、身体は非常に粗いものである。      故に、彼らには、身体はあるものの、しかし身根はなく、身根が無い為に、痛みと言うものも無い。。。             舌が無い為、食べ物を摂取したいと言う思いは無く、禅の悦を食としている。。     無色界天は、完全に依処が存在しない。と言うのも一切の依処は、色法によって構成されているが故に。