諸々の論師は(以下の様に言う)。。。 当該の地(色界を指す)の有情もまた、これらの感官の外形を擁してはいるものの、しかし、浄色が無い為、嗅ぐ、味わう、触る為の、依処とする事は出来ない。。 故に、これらの感受もまた、色界天では発生しない、と言うことになる。。。 梵天の色法は、非常に微細であり、鼻、舌、身体は非常に粗いものである。 故に、彼らには、身体はあるものの、しかし身根はなく、身根が無い為に、痛みと言うものも無い。。。 舌が無い為、食べ物を摂取したいと言う思いは無く、禅の悦を食としている。。 無色界天は、完全に依処が存在しない。と言うのも一切の依処は、色法によって構成されているが故に。