Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(69ー1)(私家版)

✥色法の列挙✥               非常に多くの経の中において、仏陀は常に以下の様に言う:「比丘たちよ。色には何があるか?四大種の色及び四大所造色がある。」故に、合計ニ種類の色法がある事になる。四大種色及び四大所造色である。四大はまた、「大種色」(Mahā−bhūta)とも呼ばれる。地、水、火、風は皆、己自身の自性を擁している。例えば、地は硬さの自性、火は熱さの自性、風は移動又は圧力の自性、水は流動性又は粘着性の自性を擁している。所造色は24種ある。それは大種色に依存して初めて生起する事ができる。大地を四大の比喩に使うとすれば、大地の縁によって、成長する所の木の根が、所造色であると言える。