Sayalay's Dhamma book

長年、当ブログにおいて逐次公開しましたテーラワーダ系仏教書翻訳文は、<菩提樹文庫>にてPDF版として、正式に公開されています。<菩提樹文庫>WEBをご閲覧下さい。

翻訳(中→日)<実用アビダンマ>(77ー1)(私家版)

■食生色消化の火(命根9法聚の中の火界)と、食べ物を飲み込んだ時の外から来た食素(栄養素)の支援の下、体内の食素は食生色を生じる。胃の中の未消化の食べ物は、時節生八法聚と呼ぶ。時節生八法聚の中の食素は、消化の火の支援を受けて、新しい一代の色聚を生ずる事ができる。これを食生純八法聚と呼ぶ。食生純八法聚は全身に遍満し、全身を滋養する。目に届いたもの、食生純八法聚の中の食素と命根九法聚の中の消化の火(命根9法聚も又全身に遍満している)は、業生眼10法聚の中の食素を支えて、新しい一代の業生食生色聚を生む。食生純八法聚の食素に消化の火を加えて、その上に、二代目の業生食生色聚の中の食素を加え、結果、第三代の業生食生色聚が生じる。この様に継続して行き、業生色聚は、食素の支援の下、合計5代まで性じる事ができる。どれほどの代を生む事ができるかは、業生色と食生色聚の力による。もし食べた食物が健全なものであるならば、更に多くの色聚を生じる事ができる。もし食べた食物がジャンクなものであれば、色聚を生ずる力は非常に劣る。業生命根9法聚の中の消化の火が非常に弱く、食べ物を消化できないのであるならば、色聚を生む力も弱く、身体は弱となる。