<Idaṃ me puññaṃ nibānassa paccayo hotu>
三、名と色
結生の時、一番目の心識(結生識)(=一番最初に生起する心識)は、必ず心所依処に依止して、初めて生起することができる。もし、心所依処がなければ、心は生起する事ができない。それらの関係性を依止縁という。
五根識を例にとると:
眼識は、眼浄色に依止して生起する;
耳識は、耳浄色に依止して生起する;
鼻識は、鼻浄色に依止して生起する;
舌識は、舌浄色に依止して生起する;
身識は、身浄色に依止して生起する。
根識と、それの相応する依処との関係性も、また依止縁である。
四、心と業生色
心所の依処(=依存する場所)は、業生色である。
というのも、心所依処の生起は、過去の業によって造られるが故に。
我々の心は、心所依処に依存して初めて、生起することができる。これは依止縁である。
五、四大種色と所造色
四大(地・水・火・風)は、所造色(色彩、香、味、食素)に依存して、初めて生起することができる。それらは(+合わせて)八不離色である;
四つの所造色もまた、四大に依存して、初めて生起することができる;
この種の関係性は、依止縁である。
(8-3につづく)
<Mama puññabhāgaṃ sabbasattānaṃ bhājemi>
(+ )(= )訳者。句読点等原文ママ。★誤字脱字を発見された方は、
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<『24縁発趣論』スシラ・サヤレー著 中国語版→日本語訳出
翻訳文責 Pañña-adhika Sayalay>