ダライラマ(猊下)は、カリフォルニア州において、一群の科学者を組織して、心・心識とは何であるか?を研究した。
科学者たちは、一個の測定器を禅修行者の頭部にかぶせ、禅修行者が深い禅の境地に入った時の、彼らの心識の働きを観察した。
しかし、2500余年前、仏陀はすでに、一人の人間が、ジャーナに入った時の、その時の一個の心識の生・滅刹那及び心路過程に関して、明確な説明をなしている。
仏陀が、2500余年前にすでに、明確に説明してある事柄に関して、科学者は今になって研究を始めるとは、実に遅きに逸しているものである。
ただ、我々世間(に生きる)者もまた過剰に科学を迷信し、科学が作り出したものはすべて正しい、と考えている。
これは、我々東方の人々が、西洋を崇拝しているのが原因であって、それは、己自身を卑下、見下し、過度に西洋を崇拝するものである、と言える。
(2-10につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>