心の定義
心とは、純粋に、目標を識知する過程(に過ぎないもの)である。
心は、目標を識知する所の「我」では決して、ない。
一個の自我または造作者(創造者)、というものは、ない。
我々は、非常に多くのタイミングにおいて、心を我(私)、私の、という風に認定してしまう。
というのも、我々は、心の生・滅を、如実に知見する事ができないが故に。
心の生・滅は相当に迅速であって、一回の瞬きの時間内であっても、数十億個の心が生・滅している。
故に、我々は、心とは、本来、ただ、一連の、相続して不断な過程に過ぎない事を見、知る事ができないまま、それを一個の我(私)として、認定してしまうのである。
(3-7につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay 般若精舎>