1、善心:
善なる因「無貪、無瞋または無貪、無瞋、無痴」と相応する心。
善は、パーリ語では「kusala」と言う。
精神的に健全なもの、道徳的には、叱責されないもの、かつ、愉悦の果報を齎すもの。
2、不善心:
不善なる因「痴、または貪と痴、または瞋と痴」と相応する心。
合計三種類の心がある。すなわち、
痴。
貪+痴。
瞋+痴。
不善心は、必ず痴を含む。というのも、痴は潜在的な
根であり、一切の不善の根本であるが故に。
不善のパーリ語は、「akusala」であり、心が精神的に非常に不健全であり、道徳上では、叱責を受けるに相当する事、痛苦の果報を齎す事を示す。
(3-27につづく)
★句読点は中国語原文を優先尊重。
<願以此功徳、早日証得涅槃楽>
<緬甸パオ森林僧院/ヤンゴン分院所属/
Paññādhika Sayalay般若精舎>